盆提灯の取り扱い始めました。
最近では、お盆の習わしについて詳しいご年配の方が少なく、身近に聞ける相手がいない…
という方もいるのではないでしょうか。
故人が亡くなってから四十九日の忌明け後に、初めて迎えるお盆のことを「新盆(初盆)」といいます。
盆提灯は、お盆に帰ってくる故人やご先祖様の霊が迷わないための目印として飾るものです。
また、故人の冥福を祈り、故人に対する感謝を込めて供養を表すものでもあります。
盆提灯は、仏壇や精霊棚(しょうりょうだな)に1対、2対と飾ります。
盆提灯にも色んな種類があり、初めは戸惑ってしまうかもしれませんね。
盆提灯には、宗派による違いはありません。
大きく分けて、上から吊るすタイプと床などに置くタイプの2種類があります。
どちらにするかの決まりはないため、部屋や飾る場所の広さを考慮して選ぶのが良いでしょう。
現代では飾るスペースが狭いご家庭が多いため、小さくて良いものが選ばれやすくなっています。
「霊前灯」は盆提灯と混同されやすいですが、それぞれ役目が異なるものです。
盆提灯…お盆に故人やご先祖様の霊が帰ってくるための目印
霊前灯…祭壇やお位牌を照らし、安らかに送り出すためのもの
そのため、霊前灯を盆提灯として代用するのではなく、別々に用意するのが望ましいでしょう。
新盆には、通常の盆提灯だけでなく新盆用の白提灯を飾ります。
玄関や軒先、または窓際や仏壇前などに飾り、初めて帰ってくる故人の霊のための目印にします。
お尋ねになりたい事が在りましたら、お気軽にお問い合わせください。